幸せな睡眠のためのアロマテラピー

最近ぐっすり眠れていますか?

心配事があったり、ストレスを感じていたり、気持ちが高ぶったり、寝る前に考えごとをしたり、パソコンやスマホに夢中になって目が冴えてしまったり・・・と、日常的に寝付けないことや、熟睡出来ない事って意外に多いのではないでしょうか?
睡眠には生きるために大切な、脳と体を休ませてリセットさせる役割があるので、睡眠不足をすると疲れが取れないだけではなく、心身への悪影響がたくさん出てきます。

睡眠不足になると

        • 疲労感
        • 食欲不振
        • 注意や集中力の低下
        • うつ病のリスクが高まる
        • 心不全のリスクが高まる
        • 糖尿病のリスクが高まる
        • エストロゲンの分泌が低下することによる、お肌の疲れや老化
        • 太りやすくなる
          ・たくさん食べても満足感が得られない
          ・代謝が落ちる
          ・体の危機管理システムが働き、脂肪を蓄えやすくなる
        • 記憶力の低下
        • 血圧が上がり、高血圧の危険性

等など、個人差はありますが、複数の困った状況を引き寄せてしまいます。

眠れないからといって安易に睡眠薬に頼ってしまうと、依存症や副作用で他の弊害を招いてしまいより深刻な状況になる可能性も否めません。

そんな時におすすめなのが、副作用が少なく香りを楽しみながら気軽に行える「自然療法」のアロマテラピーです。
アロマテラピーとは、植物から抽出される精油を用いて、その芳香成分やさまざまな効果を活用し、心身のトラブルを解消してくれるホリスティック(全体的・総合的)な療法です。
フランスやスイス、ベルギーなどのヨーロッパ諸国では、アロマテラピーが医学として医療の現場で活用され、精油は医薬品として扱われています。
日本でもアルツハイマーの予防や改善にアロマテラピーが効果的という臨床実験の結果(被験者の8割以上に改善)があり、医療の現場での活躍が期待されています。

そんな薬効のあるアロマテラピーで、良い香りに包まれながら幸せな睡眠を手に入れませんか?

【アロマテラピーが効くメカニズム】

■本能としての嗅覚

コーヒーの香りを嗅いでリラックスしたり、森を散歩して木々の香りでリフレッシュしたり、花の香りを嗅いでうっとりしたりと、香りによって気分の変化を感じることはありませんか?
それは植物の持つ芳香成分が脳に働きかけて、心身に作用するからなのです。
では、なぜ香りは心と体に作用するのでしょうか?
嗅覚は五感の中でも特別な感覚で、直接脳に働きかけて即座に「心地よい」か「不快」かの判断します。
私たちの祖先は、食べられる物とそうでない物、危険な動物や天敵などを瞬時に判断しなければ生き延びることはできませんでした。
また、優秀な子孫を残すために相手のフェロモンを嗅ぎ分けて繁栄してきたのですが、その名残が永遠に続く命のリレーの中で本能として私たちの嗅覚に残っています。
人間の五感と呼ばれる感覚刺激の中でも、脳への伝達のプロセスが一番短いものが嗅覚です。
アロマテラピーは、精油の香りから得られる「心地よい」という感情を利用して、心と体に良い影響を与えてくれる療法なのです。

■精油の香り成分が体内に吸収される経路

アロマテラピーで用いられる精油の香り成分は、揮発性であり脂溶性ですが、「気体」と「液体」の両方の形態で体に吸収されます。
経路としては下記の4通りになります。
① 芳香浴で、気体として鼻→脳→自律神経・内分泌系・免疫・感情、情動行動

② 芳香浴で、気体として鼻→肺→毛細血管→全身

③ アロマ・マッサージで、液体として皮膚→毛細血管→全身

④ 服用や座薬で、液体として口(または肛門)→消化器官→全身

これらの中でも①の芳香浴によって、気体として体内に吸収される経路が一般的であり、手軽にアロマテラピーを行える方法です。

■香りが睡眠に働くメカニズム

アロマテラピーにおいて芳香浴が良質な睡眠をもたらしてくれるですが、そのメカニズムはとてもユニークで独特なプロセスを経て作用します。
鼻から吸い込まれた芳香成分は、鼻腔内の奥にある嗅神経に到達し、嗅覚受容体と結合して電気信号に変換されます。
その電気信号が嗅神経を介して脳の底にある嗅球から、人間の本能を支配している大脳辺縁系に伝わります。
この大脳辺縁系は、感情や記憶、情動行動、自律神経やホルモン、免疫系をつかさどっているのですが、睡眠においては自律神経を整えリラックス感を与える物質「セロトニン」が分泌され、その結果として心が落ち着き安らぐことによって安眠効果が得られるのです。
このプロセスは瞬時に行われることがポイントで、即効性が期待できます。

【安眠効果の高い精油】

安眠に効果がある精油には、交感神経の興奮をしずめ高い鎮静作用をもつ成分「酢酸リナリル」が多く含まれています。
その成分は、精神を安定させるセロトニンの分泌を促す作用があり、気が立って眠れない、寝る前の考え事がおさまらない等の入眠時のお悩みに有効に働きかけてくれます。
その「酢酸リナリル」の含有率が高いものが安眠に効果のある精油という訳です。

■「酢酸リナリル」が30%以上含有される精油

1位:クラリセージ
ナッツのような独特の香りと甘くフルーティな香りがミックスされたような香りで、酢酸リナリルの含有率は55%もあります。
高い鎮静作用で心に落ち着きを与えてくれます。

2位:ベルガモット
柑橘系の中でも繊細で穏やかな香りです。
酢酸リナリルの含有率は45%と高く、交感神経を落ち着かせてストレス緩和に効果があります。
また、情緒不安定で眠れない夜に活躍してくれる精油です。

3位:トゥルー・ラベンダー(真性ラベンダー)
安眠にはラベンダーというくらいにポピュラーな香りですが、中枢神経のバランスを整え躁うつ症のような症状を和らげる効果があります。
酢酸リナリルの含有率は42%で、優れた鎮静作用を誇ります。

その他にも安眠効果のある精油として、ローマン・カモミール、オレンジスイート、ネロリなどが、ポピュラーです。

【アロマテラピー・芳香浴の楽しみ方】

芳香浴は手軽にアロマテラピーを実感でき、効果の高い方法です。
下記のような方法がありますが、場所や空間に合わせて選べるのも大きなポイントです。

  • 精油のビンから直接香りを嗅ぐ方法
  • ハンカチやティッシュに精油を含ませて香りを嗅ぐ方法
  • オイルウォーマーやアロマライトを用いて、熱で精油を温め空気中に香りを拡散する方法
  • 空気圧や超音波を利用したアロマディフューザーを用いた方法

 

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?
今回は睡眠におけるアロマテラピーの作用についてご紹介しました。
アロマテラピーは、手軽に香りを楽みながら心と体に良い影響を与えてくれます。
瞬時に直接脳に働きかけるというユニークなメカニズムで、万病の元である不眠を解消して安眠をもたらしてくれる、安心で安全な自然療法です。
アロマテラピーで良い香りに包まれながら、幸せな睡眠を手に入れてみませんか?

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